Medical care 診療案内

おりもの・性病相談

おりもの・性病相談 性病相談

少しでも症状があれば、ためらわずに受診を。
放っておくと、不妊症や母子感染の原因となるかもしれません。

一般的に性病と言われるSTD(性行為感染症)は、近年、特に若い世代に増えています。
クラジミアやトリコモナス膣炎などの性感染症にかかると、おりものの増加や異臭、外陰部掻疼感、尿道痛、下腹痛など様々な症状が起こりますが、無症状の事が多いのもSTDの特徴です。
ですから、少しでも違和感があれば、早めの受診をおすすめします。
症状から推定される原因菌に対する検査と治療を行います。

また、それ以外にも、淋菌感染、ヘルペス、尖圭コンジローマ、エイズ、梅毒などの検査や治療も行っております。
感染を繰り返さないためにも、パートナーの方と一緒に治療していく事が大切です。

STD(性行為感染症)

クラミジア感染症について

原因 クラミジア・トラコマティスという微生物が性行為によって感染する事によって起こります。女性のSTDでは最も多いです。(過去20年間)
症状 無症状が60~80% 症状がある場合は感染後数日~1週間後に黄色で 粘り気のあるおりものが増えたり、下腹部痛を感じたりします。
放っておくと やがて子宮頚管から子宮→卵管→腹膜へと感染(炎症)が広がり、 不妊症や子宮外妊娠の原因となったり、妊娠中であれば流早産 の原因になったり、産道感染を起こすと、赤ちゃんの結膜炎・肺炎などを引き起こします。
どうすれば治る? 治療は主にマクロライド系の抗生物質の内服を行いますが、大切なのはパートナーの方の治療も必要だと考えることです。
もし、パートナーの方が保菌者のままならば、あなたが治療しても、再び感染してしまう(ピンポン感染)事が多いのです。

トリコモナス腟炎

原因 性行為によるトリコモナス原虫の感染が主な原因です。
ごくまれに 公衆浴場や下着、タオルなどからも感染したのではないかと考えられる 例があります。
症状 やや黄色で泡立ったような、くさい臭いのするおりものが特徴的です。なかには、痒みや外陰部痛、性行為痛、排尿痛などを伴う事もあります。
診断 分泌物や尿の中にトリコモナス原虫が検出(顕微鏡検査)されるか、培養検査によって確認するかで診断がつきます。
治療 メトロニダゾール(フラジール)の膣坐剤と内服錠の併用が必要です。もちろん、パートナーの方の検査・治療も忘れてはいけません。

淋病

原因 淋菌( Neisseria gonorrhoeae )の感染が原因で、性交渉でのみ感染します。潜伏期間は、約3日間~10日前後。
症状 淋菌性子宮頚膣炎では、おりものが増加。子宮→卵管→骨盤内へと進行 すると下腹部痛・発熱などを伴う場合もありますが、女性の多くは無症状で 感染の自覚がありません。淋菌性咽頭炎も無症状の場合が多いですが、淋菌に感染した女性の場合、その10~20%が咽頭にも淋菌が存在します。
治療 ペニシリン系もしくはアミノグリコシド系の抗生剤内服が有効ですが、やはり、パートナーの方の治療も大切です。

HIV検査について

HIV検査は、全国のほとんどの保健所や自治体の特設検査施設(東京都南新宿検査・相談室など)で、 無料・匿名で受ける事ができます。
自分の居住地以外の保健所でも検査は受けられます。

よくあるご質問

彼が性病かもしれません。性病検査をしたいのですが、どういう事をするのですか?

パートナーの方が性病にかかってしまった場合、その病名がわかる場合は、診察時に医師にお伝え下さい。
わからない場合は、一通りの検査をする事をおすすめします。

検査は主に、内診をして、おりものや子宮の入り口の粘液を採取して調べます。
エイズや梅毒が心配な場合は、血液検査も必要です。

症状の出ないSTD(性行為感染症)もあるのでしょうか?

感染してもほとんど自覚症状がないSTDはあります。
たとえば、近年、大変増えているクラミジアです。クラミジアは、自覚症状に乏しいため、いつの間にか感染し、その感染を広げてしまう事が多いのです。

女性の場合は、卵管に炎症を起こしやすく、将来的に不妊症などを引き起こす事がありますので、少しでも心配な症状があれば、検査される事をおすすめします。

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